飴ノート

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詰将棋の習慣を身に着ける

将棋は実戦対局だけしても強くはなれない。詰将棋棋譜並べなどを通じて、考える力を養うことが必要だ。特に勝敗に直結する終盤力を養う詰将棋は欠かせないものである。アマ高段者でやっていない人はほとんどいないだろう。それだけ棋力向上に役立つツールが詰将棋だ。

そう解っていても、なかなか身に着けられないのが実情ではないだろうか。
慣れないことをいきなり習慣づけるのはそう容易いことではない。

そこで、前回の記事でまとめた「本の読む習慣のつけ方」をヒントに、どうすれば詰将棋を習慣化できるのか、考えてみたい。

ritaame.hatenadiary.com

 1.詰将棋から得られるものを考える

詰将棋を習慣化するための第一歩は、詰将棋をやりたい!という意欲をつけることだ。
そのために必要なのは詰将棋は棋力向上に直結するものという事実を、しっかりと認識すること」だ。
詰将棋に取り組めない大きな要因は、「本当に詰将棋をして強くなるのか?」という疑念が心のどこかにあるからだ。それを払拭し、「確実に強くなるもの」というイメージが持てれば、「勝ちたい」という強い欲求があるほど継続的に取り組めるだろう。

さて、勝つために序盤、中盤、終盤の何処を強化するのが効率的かを考えてみよう。
考えるまでもなく、間違いなく「終盤」だ。この終盤というのは、序盤や中盤と違い、実戦だけでは身に付きにくいのが特徴である。その理由は単純で、「時間を使って終盤について考える機会が足りていない」からだ。

序盤や中盤は、持ち時間の長い将棋であればじっくり考えることができるかもしれない。その一方で、終盤戦のほとんどは、持ち時間の無い「秒読み」で指されていることがほとんどだろう。つまり、対局だけでは終盤力をじっくり養成するトレーニングが明らかに足りていないのだ。そこで登場するのが「詰将棋」である。対局と違って持ち時間に縛られず、自分のペースで学習ができる。

終盤力は勝敗に直結するもの。そして詰将棋をすると終盤力が得られる、
詰将棋をしただけ勝てるようになると言っていいだろう。

2.詰将棋の「優先順位」を上げる

詰将棋の価値を認識できただろうか。ここからは詰将棋をするための具体的な時間の確保が必要になってくる。その第一歩が詰将棋の優先順位を上げる」ことだ。具体的な方法として、詰将棋をスケジュールに組み込む」ことをお勧めする。詰将棋の価値を高く認識できていれば、スケジュールに組み込むことにさして抵抗はないはずだ。

3.詰将棋の時間を自分との約束にする

詰将棋をスケジュールに組み込んだ後はそれを実践していく。組み込んだスケジュールを実行できるように、計画的に日々を過ごそう。詰将棋という「自分との約束」を果たすのだ。

4.無理のない詰将棋の習慣を身に着ける

新しい習慣を身に着けたいと思ったとき、最初の2~3日は気合いでなんとかなる。
ただし、1日の目標値が高すぎるとすぐに挫折をしてしまう。詰将棋の場合、「1日の問題数」「問題の難易度」などをどう設定するかが大切だ。難しい問題や1日の解く量を多く設定しすぎると、あっという間にやる気が削がれるだろう。

目標値の指標は詰将棋をすることで、他の活動に影響が出ない範囲」で設定することだ。最初は1日1題や2題でも構わない。日数を継続させることが大切なのだ。

4.詰将棋をアウトプットする

少ない量でも毎日していると、詰将棋をすることにたいしてエネルギーを使わなくなってくる。自分の解いた詰将棋を誰かに問題として出したり、面白い詰め手順があれば誰かに紹介するのも良い。

詰将棋が習慣化できたころには、はじめる前に比べて終盤力が身についていることに気が付く。読者の方のほとんどは、詰将棋だけで実戦対局をしないという人はあまり居ないと思う。詰将棋をしていると、実戦で終盤で逆転勝ちが目にみえて増えるようになる。逆転勝ちが増えることで、詰将棋をやろうという意欲はさらに高まるだろう。

 

簡単な詰将棋でも、日々反復して行うことで大きな差が生まれてくる。学校や仕事で移動中の5分、10分でも構わない。1日1題~2題でも解き続け、是非詰将棋を習慣化できるようになってほしい。

 

5手詰ハンドブック

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