飴ノート

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【飴ノート】直観を信じて行動する

  • 会議で次々と新しいアイディアが浮かび、的を射た案を提案している。
  • わからないことを質問をされたら即答し、明快で的を射た答えを返してくれる。
  • 想定外の事態が起こっても、状況を分析してはすぐに何をすべきか判断できる。

職場でも学校でも、このような「デキる人々」を目にする。こういう人たちを観ていると、「頭の回転が速いな」「なぜすぐにそんな色々なことを思いつくのだろう」と、ただ関心するばかりだ。彼、彼女らは「直観力」が優れていて、頭で考えずとも無意識のまますぐ行動ができるのだ。どうすればこのような人達みたいに直観を発揮できるのか?

意外なことに、直観は使いさえしていれば身につくものだという。しかし、「直観=天性のもの」というイメージを持っている限り、なかなか直観を信じて使うことができない。そこで、直観についての事実を知り、そのイメージを拭いさることができれば、直観を使えるようになるのではないだろうか。

目次

1.直観は論理的な理由づけをせず意思決定を行う判断プロセス

まず直観とは何なのかについて、今一度整理をしてみよう。直観とは、論理的な理由づけをせず意思決定を下す判断プロセスのことを指す。日常生活の中で直観を用いるケースは多い。例えば学校の初対面のクラスメイト、会社の同僚、上司を見て良い人そうだ」「怖そうな人だなど、なんとなくで判断をする。恋愛などでは「この人は運命の人だ」と感じるような、ビビっと来る感覚がある。これも直観だ。

2.直観の9割は当たる

僕たちが普段から無意識に使っている直観を使っていることは解った。ではその直観は一体どれくらい当たるのか?これについてはイスラエルのある大学で研究されており、人間の直感は90%近い確率で的中することが証明されている。

www.dailymail.co.uk

直観と似た言葉で”山勘”という言葉がある。これは直観とは別物だ。直観についてもう少し細かく整理すると、「脳がこれまでインプットしてきた経験、学習のデータベースから、無意識に手がかり、ヒントを見つけてそっと教えてくれる答え」である。意思決定をするまでに、潜在的に脳が記憶の蓄積を参照し、答えを導いてくれている。

一方の山勘は、このような思考プロセスが働かないまま答えを導いている。そのため的外れな回答を導きやすい。

3.直観に従って行動するほど直観は研ぎ澄まされる

直観に従って行動した経験が積み重なるほど、よりその精度は高まっていく。若いころに初めて出会った人の第一印象より、大人になってから初対面の人の第一印象の方が、最初の印象と付き合ってからの印象が一致する可能性は高いのではないだろうか。これにはちゃんとした理由がある。人間関係を重ねて行く中で無意識に直観を使っているのだ。経験のデータベースに「直観履歴」を多く蓄積しているのだ。

4.直観が発揮されやすい環境がある

ここまで整理すると、「いかに直観を使えるようになるか」が重要だということに気付く。実は直観を行動に移しやすい条件が存在する。例えば、一人で直観力を発揮しようとするより、仲間やライバルが存在している方が直観を使えるようになる。また、いつも全力で取り組むよりも、脳にある程度のメリハリをつけるほうが直観力を効果的に高めやすいことが解っている。

こうした直観力を発揮しやすい条件を押さえ、意識的にそのような環境を作っていくことが大切だ。

5.直観を鈍らせる考え方がある

上記4とは逆に、直観力を発揮し辛くなる考え方がある。それは「バイアス」と呼ばれる偏ったものの見方のことだ。バイアスとは、過去の体験やまわりの意見などによって作られた先入観のことを指す。

例えば記事冒頭で述べた「直観は天性のもの」というのもバイアスの1種類と言える。他にバイアスの例としては、人は自分の都合の良い情報ばかりを優先して集め、それ以外を軽視してしまう(確証バイアス)これにより、本来直観でほぼ正しく得られる情報を軽視してしまうことがある。このようなバイアスを抑え込む方法を押さえておくのも大切だろう。

6.この記事のまとめと書評

<まとめ>

  • 自分自身の直観を信じて行動することを繰り返し、直観力を高める
  • 直観を発揮しやすい環境を身の回りに整える
  • 直観を疎外する「バイアス」を抑制する

 <書評>

「直観についての知識」「直観を発揮しやすくなるもの」「発揮しにくくなるもの」という3大項目でわかりやすくまとまっており、非常に読みやすい。図示して説明している箇所も多く、直観的に内容を理解できる構成になっていると思う。

直観力

直観力