飴ノート

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【飴ノート】2種類の動機づけ

やる気を起こすために何か工夫している人は多いと思う。よくありそうなのは「自分へのご褒美」を考えること。私もよく使う動機づけだ。さてこの動機づけという言葉、よく耳にする言葉だが2種類に分かれるようだ。

  1. 外発的動機付け
  2. 内発的動機付け

本記事ではこの2種類の動機づけについて特徴を比較しながら、それぞれどういうものなのか考えてみたい。

1.外発的動機付け 

外発的動機付けとは、いわゆるアメとムチの方法で、成功して得られる報酬(アメ)や、失敗して課せられる罰(ムチ)をイメージして行動意欲を高めることを指す。

 アメ=このプロジェクトを成功させれば給料UP!

 ムチ=このプロジェクトに失敗すれば給料DOWN...

ちなみにアメよりもムチ(罰)のほうが効果的で、より行動に移しやすい。人は利益よりも損失を恐れる生き物だからだ。

2.内発的動機付け

一方で内発的動機付けとは、自分の活動そのものに意味を見出すことだ。例えば以下のようなものだ。

  1. 自分で選択しながら仕事を進められるという自立欲求
  2. より価値のある能力を身につけたいという向上心
  3. 社会への貢献などの志や目標

行動した結果、発生する賞罰が行動意欲の対象となるのが外発的動機付けだ。一方で、内発的動機付けは、行動そのものに対して意味を見出している。外発的動機づけは短期的なものであるのに対し、内発的動機づけは長期的に続く。特に、自ら考えて行動する必要がある知的労働者には、この内発的動機付けの有無は仕事のモチベーションに影響しやすい。

ではパフォーマンスに違いはあるのか。これに関しても内発的動機づけのほうが高いパフォーマンスを生み出していることが解っている。以下に外発的動機づけ(成果報酬)から作品を作った芸術家と、内発的動機付け(活動そのものに対し価値)で作られた自主製作作品について、独創性の違いを比較した研究例がある。

ある芸術家が注文を受けて作った作品と、自主制作の作品を集めてランダムに配置し、優れた芸術家や学術員たちに作品を評価させるという調査の結果では、注文作品が独創性の面ではるかに劣っていたという結果が紹介されています。 

因みに外発的動機づけによってモチベーションを維持しようとすると、内発的動機付けは失われてしまうようだ。成果報酬に囚われず、行動そのものに価値を見出したいものだ。 

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3.この記事のまとめ

 <まとめ>

1.成果報酬で動くのが外発的動機づけ。行動そのものに価値を見出すのが内発的動機づけ。

2.外発的動機づけよりも内発的動機づけの方が高いパフォーマンスを生み出す。

3.外発的動機づけで行動すると、内発的動機づけが失われる。