飴ノート

仕事や日常生活の役に立った本の紹介を中心に記事にしています。

【飴ノート】拒絶される恐怖を克服するには

拒絶される恐怖を感じながら過ごしている人は多いのではないだろうか。

例えば職場で先輩や上司、取引先の顧客にいつも気を遣っている。無理な仕事を頼まれてもNoと言えない。聞きたいことがあっても怖くて聞きにいけない。職場を離れ、プライベートに目を移せば、友人、恋人との人間関係ではいつも相手の顔色を伺って接している。言いたいことをいつも言えていない。

稀に恐怖を乗り越えて行動できることもある。仕事で納期ギリギリになり、自分1人の力ではどうしようもなくなった時だ。拒絶される恐怖を感じながらも、なんとか仕事のお願いをする。案外そうやって行動した時は、恐怖は杞憂であることが多かったりする。でも次からはまた恐怖を抱えて行動できない。毎回切羽詰まらないと行動できないのでは、この先非常に疲れそうだ。恐怖を感じても行動するにはどうすれば良いのだろうか。

色々試していくうちに1つの方法に出会った。恐怖を感じたら、自分の精神状態を、「ピークの精神状態に持っていく」ことだ。いかにもネット上の色んな記事でよく見かけそうな内容ではある。だがこれが意外と効果的だった。

1.”感謝”しているモノを10項目考える

まず第一のステップは、自分が感謝しているモノについて考えることだ。何故いきなり感謝するのか。実は、心理学的に「感謝と恐怖は共存できない」ことが解っている。つまり、何かに感謝している感情を抱いている時、同時に何かに怯えることはないのだ。

具体的な方法として、まず自分が感謝しているモノを書いてみる。両親、恋人、趣味など、なんでもいい。次に、書いたモノに何故感謝しているのかを具体的に書く。これを繰り返し行い、10項目くらい書いてみよう。その間恐怖を感じることはないはずだ。

2.自分の望む”最高の結果”を思い浮かべる

次に第二のステップとして、自分の望む最高の結果を思い浮かべよう。これから自分が恐怖を乗り越えて行動し、手に入れたい最高の結果をイメージする。例えば好きな人に告白する時、告白がうまくいくという結果はもちろんのこと、相手がどういう返事でOKしてくれるのかなど具体的に思い浮かべる。

なぜこのように最高の結果をイメージするのか。それは、何もイメージしない場合、人は「自分が最も望んでいない結果を勝手に想像するようにできている」ようになっているからだ。だから理想の結果を思い浮かべる必要がある。

3.絶対大丈夫という”おまじない”をかける

理想の結果をイメージしたら、後は「絶対にうまくいく」と自分におまじないをかける。なぜこんなことをするのかというと、人は「絶対に大丈夫」か「絶対にダメ」のどちらかしか考えない生き物だからである。どれだけ理想の結果を鮮明にイメージできていても、「絶対に無理だ。。。」という姿勢ではまず行動できない。

自己成就予言」という言葉がある。自分のイメージしたことが、そのまま現実に起こることだ。なぜこのようなことが起こるのかというと、人は思い込みがあると、少なからずそれを意識して行動するからだ。つまり、「絶対に出来る」と考えると、何とか成功するように脳が働き、成功するための方法を勝手に考えるようにできている。だから「絶対にうまくいく」という”おまじない”で自信を高めよう。

おまじないの例が紹介されていたので、参考に見てみよう。聴衆に対して講演を行う前に、自分を「絶対出来る」という精神状態に持っていくためのおまじないだ。

今、私は、私の潜在意識に命令します。

私に力、感性、説得力、ユーモア、簡潔さ、それ以外の何でも、聴衆のみなさんの人生を今日変えるために必要なものを与え、聴衆のみなさんの人生を今日変えられるよう、私を導いていくことを。

最後は自分で決める

これまでの3ステップで、ピークの精神状態を作りあげることができた。ピークの精神状態を作り上げた後にも重要なことがある。「最後は自分で決める」ということだ。これまで万全の準備をしてきたのだから何も恐れることはない。自分で決断して行動をはじめよう。

恐怖を感じて逃げ出したくなった時は、この3ステップを踏んでみたい。自然と恐怖が消えて、行動を起こせるようになっていくはずだ。

まとめと書評

<まとめ>

感謝と恐怖は共存できない。感謝しているモノをイメージすれば恐怖は消える。

自分が欲しい最高の結果をイメージする。

絶対に大丈夫というおまじないをかける。

<書評>

読み終わった後に感じたのは、人は本当に両極端な考え方しか出来ない生き物なのだということだ。少しでも不安要素があれば最悪の結果ばかり考えてしまう。だから最高の結果が出すための自信をつけるプロセスが大事なのだと解った。いつも最悪の結果ばかり考えてしまうネガティブな人には効果があると思う。

【飴ノート】成長思考を身に着ける

もし自分が成長していると感じられれば、それはとても嬉しいことだ。だが、成長したいと思っていても、なかなか成長するための行動を始められない。始めてもすぐ挫折してしまう。このような悩みを持った人は多いのではないだろうか。

本記事では、どうすれば成長するための行動を起こすことができるのか。どうすれば挫折せず努力を続けられるようになるのかを学びたい。参考にする著書は赤羽雄二氏の「成長思考」だ。

成長思考  心の壁を打ち破る7つのアクション

成長思考 心の壁を打ち破る7つのアクション

 

1.成長を妨げる要因を知り、取り除く

「成長したいが、そもそも行動を起こせない」という人は多い。何故行動を起こせないのだろうか。理由は、行動を阻害するような「心理的ブロック」が存在しているからだ。まずはこの心理的ブロックを理解し、取り除く必要がある。

どうせ自分にはできない

成長を妨げる心理的要因の中で最も大きな壁が、「どうせ自分なんか」と自分を卑下することだ。「もう30間近だし、新しい仕事のための勉強を始めても遅い」などというように、年齢などを理由に自ら努力を諦めてしまう。

何故このような心理的障壁を作り出すのだろうか。理由は失敗した時に自分が傷つくことを恐れているからだ。チャレンジして失敗し、周りにたたかれるのが怖い。だから「挑戦したところで無理」と自分に思い込ませ、挑戦から遠ざけている。

前にも失敗した

トライはしてみたが、失敗して行動を起こせなくなることがある。「1度もうまくいったことがない」「以前やってみたが失敗した」という理由で成長を諦めてしまう。

この場合、ほとんどのケースは適切な準備をしないままトライしている。人に言われたことを下調べもしないままやってみる。物事の本質を理解しないまま取り組むため、当然失敗する。それであたかも「自分には才能がない」と思い込み、また失敗したくないことを理由に挑戦を諦めてしまう。

誰も応援してくれない

挑戦して上手くいかない場合、周りの人が全て敵に見えることがある。「頑張っているのに誰も応援してくれない」「誰も認めてくれない」などと、まわりの人が自分の努力をサポートしてくれないことを理由に努力を諦めてしまう。

しかし、本当に努力を応援してくれない人ばかりかというとそうではない。実際にはサポートしようと声をかけてくれる人は邪魔する人の何倍も存在する。だが当人は、応援してくれる人より、応援を阻害する人に意識が向きやすい。そのため、「誰も自分を応援してくれない」という錯覚に陥るのだ。

 

ここでこれらの心理的ブロックについて整理をしてみよう。

1つ目の「どうせ自分には無理」というのは、そもそも行動を起こしていない。

2つ目の「前にも失敗した」というのは、何も準備しないまま始めている。これは行動を起こしている気になっているが、実際には行動を起こしていないのと何ら変わりがない。

3つ目の「誰も応援してくれない」というのは、自分が作り出している思い込みである。

これら全ては事実ではない。自分が勝手に作り出している心理であることを理解しよう。そして、努力をするためには「適切な準備」が必要である。適切な準備とは、次章で整理している「成長のための7つの要素」を揃えることだ。

2.成長するための7つの要素

成長するためには、以下の「7つの要素」を揃えることが重要だ。

<7つの要素>

  1. 成長したいという意欲と目標
  2. 自分が続けられる努力の理解
  3. 「頑張れば成長できるかもしれない」という自信
  4. 好循環を生み出す力
  5. ポジティブ思考
  6. ある程度の体調の維持管理
  7. 仲間と一緒に頑張れる環境

これらを揃えることが成長するための出発点となる。順番に見ていこう。

成長したいという意欲と目標

成長するための出発点の1つ目は、「成長したいという意欲と目標」を持つことだ。具体的には、「自信がない」「苦手意識が強い」「劣等感に負けてしまう」という理由に負けないレベルの目標を手に入れる。

そのためには、努力のハードルを下げると効果的である。高い目標を立てた場合、達成できずに終わりやすい。すると、自信のなさや劣等感を感じ、目標に揺らぎが生じる。このように、多くの人は高い目標を設定し、達成できずに終わってしまう。

一方で低い目標であれば達成しやすい。努力の結果を「達成」という報酬ですぐに得ることができる。小さな成功を積み重ねることは思っている以上に気分が良いので、続けようという気持ちも芽生える。このように、小さな成功を積み重ねるほどに、自分の成長意欲が強化されていくのだ。

自分が続けられる努力の理解

「努力」という言葉に「ストイックで重たいもの」というイメージを持っている人は多いのではないか。このイメージを取り払い、努力を軽い気持ちで行えるようにするのが大切だ。なぜ努力と聞くと重いイメージを抱くのか。それは、努力を始めてから成果を得るまでに時間がかかりすぎるような努力をしているからだ。

努力から得られる「成果」はどんな些細なことでも良い。例えば以下

・ヨガをやってみて気持ちが良かったから、明日もやろう(という感情)

・読んだ本の内容を友達に話をしたら盛り上がった。もっと本を読んでみよう。(という感情)

一見すると、自分の好きなことをやっていて努力ではないと思うかもしれない。だが、実際には、「ヨガを毎日続ける」「本を毎月5冊読む」という「厳しい」目標を立てた場合でも、やることは同じだろう。

得られた成果の注目すると、その人にとって「幸福感」を感じられるものになっている。大切なのは、努力をしたらすぐに幸福感を得られることだ。ヨガの例だとやったその日に気持ちよさを感じることだできる。本の場合は話ができるパートナーがいればすぐに達成できるだろう。毎日電話するような恋人が居るならバッチリだ。

人によって幸福感は様々だ。ただ共通して幸福感と呼べるかどうかの指標になるものがある。それは、「幸福感を得るために時間をかけてもいいと思えるか」。1度幸福感を味わってみないと解らないことである。まずはすぐに幸福感を感じられるような努力の仕組みを考えよう。

「頑張れば成長できるかもしれない」という自信

これは簡単に言うと「自信を持つこと」だ。世の中には自信を持っている人とそうでない人がいる。だが前者も初めから自信を持っていたわけではない。最初は自信が無かったが、成功体験を通じて自信をつけてきた人がほとんどだ。

成功体験を積めば自信はつくが、それ以外にも「自信をつけるための工夫」を積極的にしていこう。著書で紹介されていたのは、A4のメモ用紙にその日自分が出来たことを書き出すことだ。この方法を試してみたが、自分が出来たことを紙に書いただけで思った以上に達成感を感じることができる。

その他には、「褒めてくれる人」を自分の傍に置くのも効果的だ。褒められて嬉しくない人はほとんどいない。いや、そんなことはないと思っている人は、試しに自分の努力を誰かに褒めてもらえれば解る。大事な努力を褒めらることは、思っている以上に嬉しいものだ。次もまた頑張ろうという意欲も芽生える。そのような関係を築くためにも、まずは相手の行動を自分が褒めることから始めてみよう。

好循環を生み出す力

好循環とは「自分が実現したいことが、複数の要因によって追い風を受け、達成しやすくなること」だ。複数の要因とあるが、その中でも最も大きな好循環は「周りの人のサポート」だろう。1人で行う行動よりも、まわりの人を巻き込んだ行動のほうが遥かに達成できることは大きくなる。

ここで重要なのは、「結果として好循環が起こることを期待するのではなく、自ら好循環を起こすための工夫をする」ことだ。

例えば「情報収集力を強化する」という目標を設定していたとする。その場合、一人で情報収集するだけでなく、強化したい分野について詳しい人を探して巻き込んだほうが効果的だ。まずその人から根掘り葉掘り聞くことから始め、聞いたことを実際に自分で調べてみる。調べて気になったことを整理してまたその人にぶつける。これを繰り返せば、一人で調べるよりその分野について何倍も詳しくなれるだろう。

このような自分の欲しい知恵を持っている人に、普段からその人が欲しいものを自分が提供したいた場合、この好循環をすぐに作り出せる。いわゆる「Win-Win関係」だ。そのためには、誰が何に興味や関心を持っているかを抑えておく必要がある。もしそれが自分の得意な分野であれば、その人とはすぐにでもWin-Win関係を築けるだろう。

ポジティブ思考

ポジティブな性格が必ずしも成長に繋がるわけではない。ただ、ネガティブな性格よりも多くのチャレンジをしやすいことに同意できる人は多いのではないか。ポジティブな人は、失敗しても意味を見出し、次のステップに繋げることが出来る。成長思考を身に着ける上で大切なのは、「努力をしている自分を非難する人に対してなるべくネガティブにならず対処する」ことだ。チャレンジして失敗したことを過剰に避難する人をうまく対処できるようになれば、努力を阻害される可能性はぐっと低くなる。

避難する人に腹を立てずやり過ごすにはどうすれば良いか。1つの方法は「相手にはよほど酷いトラウマがあると考える」ことだ。こちらに非がないのに避難をする人は、短期、感情的、陰湿というような特徴を持った人がほとんどだ。まともな人はほとんどいない。「過去にこの人は相当嫌なことがあってトラウマを抱えているのだろう」と考えよう。すると相手の怒りに満ちた顔が「苦しみに満ちた顔」に見えてくる。不愉快さはかなり減るだろう。

また別の方法として、「嫌なことがあってもすぐに判断せずに保留をする」ことも有効だ。この方法を取ると、まともな人であれば勘違いに気づいて誤ってくれることが多い。逆にもし自分が反論して口論になってしまうと、後で相手が勘違いに気づいても謝るに謝れなくなってしまうことがあるので、注意が必要だ。

ある程度の体調の維持管理

体調の維持管理は努力の継続に非常に重要だ。自分にとってのベストコンディションを維持するための工夫をしていこう。

まずは自分にとってのベストコンディションを認識しよう。睡眠時間、起床時間、食事の量とタイミング、運動する時間などが指標になる。それぞれ自分にとってベストだと感じるものを設定し、それを目指すようにしよう。

自分にとってのベストコンディションを設定したら、1つずつそれに近づけていく。いきなり全ては実現できないので、1つずつ順にやっていこう。そのうち「睡眠時間が6時間よりも7時間のほうが気分が良い」「食事は朝食をたくさん摂ったほうが1日中頭が働く」など、当初の想定から色々と誤差が出てくるはずだ。その度に目指すべきベストコンディションを修正しよう。

仲間と一緒に頑張れる環境

自分に厳しい人は、「他人の協力を借りたら負け」と考え、全てを一人でやろうとしてしまう。これまで見てきた通り、努力を継続させるためには他人の力をどんどん借りる必要がある。他人を頼れるようになることは、努力を継続させる大きな要素だ。そのための具体的な工夫をしよう。

他人に協力を得ることを躊躇する人には「プライドが高い」人が多い。プライドを持つことをストイックな考え方と思う人がいるかもしれないが、実際はそのような格好の良いものではないようだ。以下、書籍より抜粋。

日本語で「あの人はプライドが高い」という場合、自分のことを自慢したがり、自分を優位だと思いたがり、すぐに自分が傷つけられたと騒ぐ人」という意味で使われることが多いようです。

しかし、それはまったくの無意味です。そんなことを思うかどうかにかかわらず、自分の評価は他人が決めることで、勝手に「自分の評価はもっと低い」と言い張るようなものです。

「自分はプライドが高い」というのは、「自分には自信がありません」と言っているようなものだ。今すぐプライドという言葉を自分の語彙の中から捨て去ろう。そうすることで、人を頼れる可能性もグッと高まる。

3.まとめと書評

<まとめ>

  • 成長を阻害する心理的ブロックは自ら作り出しているもので事実ではない。
  • 成長するための7つの要素を揃えることが成長の出発点。

<書評>

本書を読むことで、「成長することはそんなに難しいことではない」と思えるようになった。以前は努力と言うとどうしても「頑張らなければならない」と思い、気合いをいれて目標に臨まなければならなかったが、本書を読んで楽に努力を続けられるようになった。ストイックな人ほど、本書を読むことで努力を「辛いもの」から「楽しいもの」にイメージチェンジできると思う。

【飴ノート】直観を信じて行動する

  • 会議で次々と新しいアイディアが浮かび、的を射た案を提案している。
  • わからないことを質問をされたら即答し、明快で的を射た答えを返してくれる。
  • 想定外の事態が起こっても、状況を分析してはすぐに何をすべきか判断できる。

職場でも学校でも、このような「デキる人々」を目にする。こういう人たちを観ていると、「頭の回転が速いな」「なぜすぐにそんな色々なことを思いつくのだろう」と、ただ関心するばかりだ。彼、彼女らは「直観力」が優れていて、頭で考えずとも無意識のまますぐ行動ができるのだ。どうすればこのような人達みたいに直観を発揮できるのか?

意外なことに、直観は使いさえしていれば身につくものだという。しかし、「直観=天性のもの」というイメージを持っている限り、なかなか直観を信じて使うことができない。そこで、直観についての事実を知り、そのイメージを拭いさることができれば、直観を使えるようになるのではないだろうか。

目次

1.直観は論理的な理由づけをせず意思決定を行う判断プロセス

まず直観とは何なのかについて、今一度整理をしてみよう。直観とは、論理的な理由づけをせず意思決定を下す判断プロセスのことを指す。日常生活の中で直観を用いるケースは多い。例えば学校の初対面のクラスメイト、会社の同僚、上司を見て良い人そうだ」「怖そうな人だなど、なんとなくで判断をする。恋愛などでは「この人は運命の人だ」と感じるような、ビビっと来る感覚がある。これも直観だ。

2.直観の9割は当たる

僕たちが普段から無意識に使っている直観を使っていることは解った。ではその直観は一体どれくらい当たるのか?これについてはイスラエルのある大学で研究されており、人間の直感は90%近い確率で的中することが証明されている。

www.dailymail.co.uk

直観と似た言葉で”山勘”という言葉がある。これは直観とは別物だ。直観についてもう少し細かく整理すると、「脳がこれまでインプットしてきた経験、学習のデータベースから、無意識に手がかり、ヒントを見つけてそっと教えてくれる答え」である。意思決定をするまでに、潜在的に脳が記憶の蓄積を参照し、答えを導いてくれている。

一方の山勘は、このような思考プロセスが働かないまま答えを導いている。そのため的外れな回答を導きやすい。

3.直観に従って行動するほど直観は研ぎ澄まされる

直観に従って行動した経験が積み重なるほど、よりその精度は高まっていく。若いころに初めて出会った人の第一印象より、大人になってから初対面の人の第一印象の方が、最初の印象と付き合ってからの印象が一致する可能性は高いのではないだろうか。これにはちゃんとした理由がある。人間関係を重ねて行く中で無意識に直観を使っているのだ。経験のデータベースに「直観履歴」を多く蓄積しているのだ。

4.直観が発揮されやすい環境がある

ここまで整理すると、「いかに直観を使えるようになるか」が重要だということに気付く。実は直観を行動に移しやすい条件が存在する。例えば、一人で直観力を発揮しようとするより、仲間やライバルが存在している方が直観を使えるようになる。また、いつも全力で取り組むよりも、脳にある程度のメリハリをつけるほうが直観力を効果的に高めやすいことが解っている。

こうした直観力を発揮しやすい条件を押さえ、意識的にそのような環境を作っていくことが大切だ。

5.直観を鈍らせる考え方がある

上記4とは逆に、直観力を発揮し辛くなる考え方がある。それは「バイアス」と呼ばれる偏ったものの見方のことだ。バイアスとは、過去の体験やまわりの意見などによって作られた先入観のことを指す。

例えば記事冒頭で述べた「直観は天性のもの」というのもバイアスの1種類と言える。他にバイアスの例としては、人は自分の都合の良い情報ばかりを優先して集め、それ以外を軽視してしまう(確証バイアス)これにより、本来直観でほぼ正しく得られる情報を軽視してしまうことがある。このようなバイアスを抑え込む方法を押さえておくのも大切だろう。

6.この記事のまとめと書評

<まとめ>

  • 自分自身の直観を信じて行動することを繰り返し、直観力を高める
  • 直観を発揮しやすい環境を身の回りに整える
  • 直観を疎外する「バイアス」を抑制する

 <書評>

「直観についての知識」「直観を発揮しやすくなるもの」「発揮しにくくなるもの」という3大項目でわかりやすくまとまっており、非常に読みやすい。図示して説明している箇所も多く、直観的に内容を理解できる構成になっていると思う。

直観力

直観力

 

 

 

<将棋>負けた棋譜との向き合い方

将棋の棋力向上にあたり、最も短時間で簡単に伸ばせ、かつ最も難しいのが負けた棋譜との向き合い方だ。どこが悪く、どうすればよかったのかを反省する時間は、実対局の何十局もの価値がある。だがそれが解っていても、なかなか立ち止まれない。気が付いたらインターネットで次の対局に向かってしまう。この習性を何とかしなければと、将棋部の現役時代は常々思っていたものだ。

負けた将棋と向き合うメリットを理解しているにも関わらず、そのメリットを不意にしてまで「勝ちたい」と思っていた。将棋ほど実力にそのまま依存するゲームは少ない。運の要素が少なく、自分の積み上げてきた実力がそのまま勝敗に直結する。つまり、負けるということは、自分の実力が相手より劣っていたことに直結すると考えていた。それを認めたくなかったのだ。

もしこれから棋力を伸ばそうとしている人が、当時の僕と同様に目先の「勝利」を目的に将棋を指しているのであれば注意が必要だ。折角時間をかけて丁寧に将棋を指したのに、棋力を伸ばす機会を不意にしようとしている。

指した後はちょっとだけ間を置こう。負けた将棋を指した時、最も棋力を向上させるのに役立つ武器を手に入れた瞬間だと喜ぼう。武器とはもちろん、自分が指して負けた将棋そのものだ。

そうはいっても、負けた内容によっては見たくないような棋譜、忘れたいような棋譜だって存在するだろう。どうすれば負けた将棋と向き合えるのか。僕の経験からその方法を整理してみた。

1.嫌な時はすぐ振り返りせず記録だけ取る

しばらく見たくないようなひどい将棋、逆転負けをしたような将棋でお勧めなのは、記録だけ取ってすぐに感想戦を行わないことだ。このような将棋を指した後は、多くの人は感情的になっている。そんな状態で振り返りを行ったところで、感想戦はやっていても頭の中は「早く感想戦を終わらせて次の対局に行きたい」と考えている。たいした成果は得られない。

こういう時は棋譜だけどこかに取っておこう。インターネットで指したのであれば棋譜だけPCのどこかにコピーして保管しておけばいい。将棋サイトによっては、一定期間経過すると履歴から無くなるので注意したい。リアルで対局した場合は忘れないうちにデータ化して保管したい。ちなみに僕は大事な局面だけでもすぐ思い出せるようにしけば良いと考えている。リアルの対局をわざわざ全部棋譜入力するのは大変だしね。

2.気持ちに余裕がある時に徹底的にやる

保管した棋譜の振り返りは、気持ちに余裕がある時に意欲的にに取り組みたい。もし感想戦のパートナーがいる時は、自分が感じた不明点、疑問点をどんどん提示していこう。その際、何故自分がその着手を選んだのか説明することが大切だ。なぜその着手を選んだのか意図がわかれば、パートナーも指摘がしやすい。

人に説明をする習慣をつけると、対局中に「なんとなく」で指すことが少なくなる。なんとなくという感覚は文字通り曖昧な言葉であり、安定した棋力向上は見込めない。人に説明をすることは感想戦で棋力が伸びる大切な要素なので、早くからこの習慣を身に着けたいところだ。

3.強い人の「なんとなく」を聞いたら掘り下げよう

強い人と感想戦が出来る以上に棋力が伸びる機会は無いと思っている。なので、もしその機会があればどんどん自分の疑問をぶつけていこう。その際、強い人の着手の意図を尋ねると、よく「なんとなく」という回答が返ってくることが多い。この「なんとなく」は2.で上げた「なんとなく」とは意味が違う。お幼い頃から何度も対局を重ねた結果、いちいち着手の理由を考えずに体で覚えて指しているから、「なんとなく」という言葉になるのだ。

疑問点をぶつけて「なんとなく」という答えが返ってきたら掘り下げよう。強者が体で覚えさせている「常識」の感覚を会得できるチャンスだ。

4.感想戦のパートナーを見つけよう

感想戦を行うパートナーがいれば、一人でやるのに比べて負け将棋と向き合いやすくなるだろう。もしそのパートナーが都合がつけやすい相手であるならば、事前に1度自分で整理した状態で行うのが効果的だ。スムーズに感想戦が進み、大きな成果が得られるだろう。

僕みたいに将棋部に入るまでほとんど将棋の勉強していなかった身の場合、年が進むにつれてどんどん自分より強い後輩が入ってくる。だが、後輩にも解らないことはどんどん聞いていこう。余談だが、質問をするということは「相手の能力や才能を認めている」ことだ。つまり、質問をすることは褒めているのと同じことなのである。

もしこんなことを聞いてくるのかと馬鹿にされそうな不安があるのであれば、それは杞憂だ。表面上馬鹿にしてそうな顔をしていても、内心は「自分を頼ってくれて嬉しい」という喜びの感情になっている。将棋をやっている人は、自分の実力を認められると嬉しい人ばかりだ。どんどん頼って多くの技術を盗んでいこう。

この記事のまとめ

<まとめ>

  • 気持ちに余裕がない時は棋譜だけ保存し、一旦その将棋のことは忘れる。
  • 自分の着手の意図を説明する癖をつける。
  • 強い人の「なんとなく」を掘り下げて、強い人の「常識」を身に着ける。
  • 良きパートナーと感想戦をする。

<将棋>将棋の勉強法を設計する

最近は趣味で将棋を嗜んでいる人が増えてきているように思える。

AI絡みで取り上げられることも少なくなく、一般の人々が目にする機会も多くなってるように感じる。

実際に日本の将棋人口はどれくらいかというと、レジャー白書の調べでは年間1度以上将棋に触れ合う機会がある人は800万人程度だそうだ。意外に多いな。。。という印象だ。

800万人という人口の中でも、プライベートの主の嗜みとして将棋を楽しんでいる人たち(ヘビーユーザー)はもう少し限られるだろうが、それでも同じボードゲームの有名どころである囲碁の倍以上のユーザーがいることを考えると、将棋が人気の娯楽であることを表しているだろう。

さて、ここで言う将棋のヘビーユーザーは、以下の2種類に大別できると思っている。

  1. 幼いころから将棋を指す機会に恵まれ、道場に通ったり大会に出場している。
  2. 高校や大学、社会人になってから将棋と出会った人たち。

言うまでもないが、プロ棋士はもちろんのこと、将棋のアマチュア強豪と呼ばれる人たちは圧倒的に前者が多い。彼らは幼い頃から将棋を勉強するための時間を捻出しては、対局や研究を行っている。

将棋はいかに早く始めるかが強くなることに大きく影響するという認識がある。これはほぼ正しい。以下、私が考える将棋が強くなる人の条件だ。

  1. 将棋を学習するための時間が確保できるかどうか
  2. 良いライバル、良い師匠に恵まれるかどうか
  3. 将棋の勉強法を知っているかどうか

1と2は若いうちから道場や大会への参加を通じて得られる大きな財産だろう。

では若いうちからはじめていないと諦めなければいけないのだろうか。私はそうでは無いと思っている。1も2も3もいつから始めても十分取得可能だ。

 

将棋についての記事を投稿してみようと思ったきっかけ

とある友人の一言がきっかけだった。

「詰め将棋とか戦型本とか棋譜集はあるけど、将棋の勉強法について書かれた本ってないよね」

たしかに・・・と思った。

「こうすれば将棋が強くなる!」というようなメソッドを抑えている人って案外少ないんじゃないだろうか。

私は大学時代将棋部に所属していたが、将棋を本格的にはじめたのは19歳頃だった。はじめは何から手をつければ良いか解らなかった。なので、当時最も強い部員に勉強法を聞いた。その時にもらった回答はこれだ。

「とりあえず実戦を1000局くらいやって初段くらいになってください。そうすれば将棋っているルールがある程度わかったといえるんで、検討とかはそっからですね。」

事前に言っておくが、決して私はこの部員を恨んでいるわけではない(笑)むしろたくさん練習対局に付き合ってくれて感謝しているし、学生時代の棋力が大幅に伸びたのも彼のおかげだと思っている。

ただ今思えば、将棋の勉強法を知っていればもっと伸びたのではないかと思っている。私は19歳から本格的に将棋をはじめ、大学卒業時には将棋倶楽部24で6段(2500点以上)まで到達した。

飛躍的に実力が伸びたのは勉強法を自分の中で確立できてからだった。同時に、将棋に対する捉え方、例えば「何故自分はこんなに将棋に時間を費やしているのか?」といった精神面のアプローチが非常に重要だった。これらを事前に抑えていれば、同じ時間を費やすにも全く違った結果になっていたいただろう。

読書で知ったことも将棋に応用できるのでは

私は社会人になってから本を読むようになったが、読書で得た知識で将棋に応用できることは大いにあると思っている。

例えばこの前の記事で書いた瞑想だ。瞑想は将棋の棋力向上や大会で結果を残すのに最も役立つものだと思っている。ちなみに私が瞑想をはじめたのは卒業した後だったので、瞑想の恩恵を受けることはできなかった、残念だ。

ritaame.hatenadiary.com

 

将棋界に貢献したい

これが結論だ。自分の学生時代の将棋経験や、社会人になってから読書を通じて知った将棋のノウハウを整理できればと思っている。

と、まだ具体的なノウハウを1記事も書いていないのにいきなりまとめっぽくダラダラと書いてしまった。

【簡易まとめ】幸せになる勇気まとめ

「嫌われる勇気」の続編である「幸せになる勇気」

嫌われる勇気同様、幸せになる勇気についてもサクっと要点のみまとめる。

 

目次

  1. 「悪いあの人と可哀想そうな私」ではなく「これからどうするか」を考える
  2. 賞罰をやめることで「競争」から「協力」にシフトする
  3. 自ら率先して「他者貢献」して「貢献のマインド」を育てる
  4. 自らの意志で「わたしたち」の幸せを築き上げる

① 「悪いあの人と可哀想そうな私」ではなく「これからどうするか」を考える
・人の相談は「悪いあの人」「可哀想な私」という話が大半を占め、慰めで終わり解決するためのアクションに到達しない。
・他者に期待をすることは「承認欲求」を強化し、「依存」に繋がる
・「これからどうするか」に視点を移すことで「自立」に繋がる

【まとめ:「悪いあの人と可哀想な私」から「これからどうするか」に視点を当てることが自立のための第一歩】

 

② 賞罰をやめることで「競争」から「協力」にシフトする
・賞罰の価値観は「縦の関係」。縦の関係は競争、不正、戦争を生む。
・期待した水準まで褒められることが叶わないと、褒められることを目的にありとあらゆる不正を働かせる。
・「横の関係」として協力しあう「共同体感覚」に発想転換することで余計な人間関係に苦しまずに済む。

【まとめ:賞罰をやめて「競争原理」から「協力原理」にシフトする】

 

③ 自ら率先して「他者貢献」して「貢献のマインド」を育てる
・他者からの評価を求めると相手に自己中心的な期待をして苦悩する。
・他者の評価に依存するのではなく、自分で評価することが自立に繋がる。
・自らが率先して他者に与えることで「自分は誰かの役に立っている」という貢献感を得る。

【まとめ:自ら率先して「他者貢献」して「貢献のマインド」を育てる】

 

④ 自らの意志で「わたしたち」の幸せを築き上げる
・多くの大人たちは自分の弱さやトラウマを武器にして他者をコントロールしようとする。(自己中心性)
・上記の自己中心性から脱却するためには、自己と不可分なる「わたしたち」の幸福を願うことである。
・愛することは「何の保証もない」状況で相手を無条件に信じる行為である。
・「自己受容」「課題の分離」「賞罰の価値観からの脱却」「率先した他者貢献」全て満たして初めて人を愛することができる。

【まとめ:愛する勇気は幸せになる勇気】

 

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

 前作「嫌われる勇気」についてのまとめはこちら。 

ritaame.hatenadiary.com

 

【簡易まとめ】嫌われる勇気

 

アドラー心理学についての有名著書「嫌われる勇気」

要点だけサクっと。

 

 目次

  1. 過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考える
  2. 劣等感は理想の自分と比較してこそ生まれてくるもの
  3. 自分と他社の課題の分離
  4. 仲間意識は横から目線から生まれる
  5. いま、ここを生きているという感覚を得る

① 過去の「原因」ではなく、いまの「目的」を考える

・いまの自分の行動は過去が「原因」で行動している → 原因論
(例) 私はむかし同級生にいじめられた。だから性格が歪んだ。だから引きこもっているのだ。
・いまの自分の行動はいまの「目的」のために行動している。 → 目的論
(例) 引きこもることで心配してもらえる。だから引きこもっているのだ。

【まとめ:人は「目的」があるから今の行動をとっている】

 

② 劣等感は理想の自分と比較してこそ生まれてくるもの
・他者との比較から生まれる劣等感は悩みの元となる
・理想の自分との比較から生まれる劣等感は、理想の自分に近づくためのエネルギーになる

【まとめ:劣等感は理想の自分を目指すエネルギーになる】

 

③ 自分と他社の課題の分離
・「承認欲求」を持ってはいけない(人はだれか他の人の期待を目指すために生きているのではない)
・自分の行動に対する反応を決定するのは他者の課題で、それが何であれ受け入れる
・自分は他者の課題に介入せず自分の課題に集中することが自由に生きるということ

【まとめ:自分と他者の課題を切り離すことが自由に生きるということ】

 

④ 仲間意識は横から目線から生まれる
・人の悩みはすべて対人関係の悩みである
・良好な人間関係は相手を「褒めない」「怒る」ことで築ける
・褒めることで縦の関係を作ってしまう(褒めるという行為は能力のある人が能力の無い人に下す評価)
・相手を評価するのではなく、「ありがとう」「助かった」など、同じ高さからの言葉かけをする

【まとめ:良好な対人関係を築くには「ありがとう」の横から目線。「褒める」「怒る」の上から目線はNG】

 

⑤ いま、ここを生きているという感覚を得る
・ありのままの自分を受け入れる(出来る自分も出来ない自分も認める)
・他の人を信じるにあたって、いっさいの条件をつけない(信頼することを恐れると永遠に深い関係は築けない)
・自分なりの行動で誰かの役に立つ「他者貢献」(人はだれかの役に立っていると思えたときだけ価値を感じることができる)

【まとめ:「自己承認」「無条件信頼」「他者貢献」でいまここを生きるという感覚を得る】

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

嫌われる勇気の続編、「幸せになる勇気」についてもまとめてみた。

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